「赤レンガ図書館」の愛称で知られる北区立中央図書館を訪れました。
旧陸軍の煉瓦倉庫を改修して2008年に移転した北区立中央図書館は緑豊かな「いなりプレーパーク」に面しており、区の資料によると令和2年現在約43万冊を所蔵しています。入口に併設されている「赤煉瓦カフェ」もお目当ての一つです。
カフェを通り抜けると図書館内は近代的なデザインでガラス窓に囲まれ明るく、1階総合フロアには中庭が2カ所にあり、書架が低く見晴らしの良い空間となっています。
書架が低いのはユニバーサルデザインが採用されたためでもあり、フロアには段差がなく、机、トイレも車いすで利用しやすくなっています。
PCコーナーの席数が多く、プライバシーが保てる「研究個室」もあります。
長時間の滞在に配慮して建設された図書館とのことですが、確かに居心地が良く、読書、研究、勉強などに集中することができそうです。
また、講演会のため訪れた赤レンガ図書館を気に入り後に北区に在住し、昨年亡くなった日本文学者ドナルド・キーン氏が寄贈した貴重な蔵書やキーン氏の著作を集めた「ドナルド・キーンコレクションコーナー」があります。
2階はこども図書館、3階は協働フロアになっています。
「赤煉瓦カフェ・アトリエ・ド・リーブ」は公共スペースにあるカフェとは思えない、クラシックで素敵な空間です。
(2023年8月追記:こちらのお店は残念ながら2022年8月末で閉店されていたようです。もし知らずに訪れた方がいらしたら申し訳ありません…)
イタリアンツナサンドとカフェラテを頂きました。わずかにトマトとハーブ風味のツナと玉ねぎ、チーズを挟みカリカリに焼き上げたホットサンドとカフェラテ、美味しかったです。
カフェの隣はフリースペースになっていて、自動販売機があり持ち込み飲食もできるようです。ドリンクを飲むことはできても食事も取れるスペースのある公共図書館は少ないかと思います。難しい点もあるとは思いますが、公共図書館にはぜひあってほしい空間だと思います。
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