うららかな春の週末、東急東横線沿線の都立大学駅近くに用事があり目黒区立八雲中央図書館にほんの僅かな時間ですが立ち寄ることができました。
駅から徒歩約7分、以前紹介した中野区立中央図書館同様に区立のホール等との複合施設内にあり、緑豊かな区立公園に面しています。
地下一階にありながら、サンクンガーデン(地表面よりも掘り下げた庭園)に囲まれ明るく開放的な空間となっています。
区のHPによると、約40万冊を所蔵するこの図書館はワンフロアーで段差のないバリアフリー設計となっています。
館内には「障害者サービス室」や拡大読書機があり、「障害者サービスと新着案内」パンフレットが置かれていて障害者サービスが充実している印象です。
また、一般書の中でも主に生活に関わる実用的な図書は「旅と暮らしのコーナー」にまとめられていて、幅広い層が利用しやすくなっています。
利用者用検索機は館内の各所に置かれていて「さんまくん」(「目黒のさんま」ですね!)と名付けられています。検索結果のレシートが出てくるのは羨ましいです…
「資料相談カウンター」「参考図書コーナー」も設けられていて、レファレンスサービスも充実しています。
館内には「調べもののお手伝いをいたします」と書かれた記入用紙が置かれています。そこには図書館で調べられることと調べられないことの説明とレファレンス事例も添えられていて、レファレンスに慣れていない人にもわかりやすくなっていると思います。
細やかな配慮が散りばめられていて居心地の良いこの図書館にもっと居たかったのですがもう時間です…帰りに施設入口外にありカフェも併設する福祉の店「コハナ」に急いで立ち寄りました。
「COHANA(コハナ)」は、ハワイ語で家族を意味する「OHANA」に、英語で共同、共通を意味する「CO」をつけた造語で、家族のような温かい場所を、一緒に作っていきたいという思いから命名されました。
区内の障害福祉施設で製作された自主生産品を、幅広く取り扱い展示販売しているお店です。購入したパンや焼き菓子などは、店内のイートインコーナーで食べることができます(福祉の店「COHANA(コハナ)」HPより)。
ゆっくりお茶をしたかったですが、この季節限定でしょうか?桜あんぱん(160円)を買い求め、後でいただきました。優しいお味でとても美味しかったです。
公園は家族連れや子どもたちでにぎわっていました。高級住宅が立ち並ぶエリアの中にある温かい空間に、また今度ゆっくり訪れたいです。
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