ある休日(世間的には平日)、本の街として有名な神保町にやってきました。
都営新宿線神保町駅。本棚をイメージさせるシックなデザインの壁にテンションが上がります。
書店を何軒か巡ったあと、ネットで知り気になっていた共同書店「PASSAGE by ALL REVIEWS」に到着しました。
大型書店の東京堂を始めとして古書店や飲食店が立ち並ぶすずらん通りにあります。
仏文学者の鹿島茂氏がプロデュース、書評アーカイブサイトALL REVIEWS代表の由井緑郎氏(鹿島氏のご子息)が経営されていらっしゃいます。
店内の壁一面に書棚があり、各棚を借りて誰でも出店できるシステムです。
出版社や個人書店などに交じり有名な作家さんの棚もちらほらあり、ブラウジングするのが楽しいです。
各棚に実在のフランスの通り名が付けられているそうで、パリの小路(PASSAGE)を散策している気分になります。
鹿島氏の棚の本は全て自筆のサイン入りとのことです。書評を読み気になっていた森茉莉さんの「貧乏サヴァラン」とともに、購入させていただきました。
購入は現金NGでクレジットカードかキャッシュレス決済となります。現金のみ扱う古書店もある中、新時代を感じます。ちなみに、上記リンクにあるお店のHPからオンラインで購入できる本もあります。
3階にできた支店にあるカフェ「PASSAGE bis!」のドリンク割引券をいただき、火曜・木曜はランチもあるとのことで行ってみました(注:ランチの場合は割引券は使えません)。
ぜいたくキッシュと塩ロールパンにアールグレイティーのAセット。スープとミニデザートも付いて1000円です(2024年2月現在の情報です)。
きのこなど具材いっぱいのキッシュ、塩ロールパン、ポットにたっぷりのリーフティー、どれもとても美味しかったです。
ちなみに、ランチのパンは千代田区役所内にある障害のある人の就労を目的とした「さくらベーカリー」さんからだそうです。千代田区役所内には図書館もあるので、今度ぜひ行ってみたいです。
年配の紳士がパソコンで書き物?をされていました。アンティークで落ち着いた空間でゆったり読書することができます。Wi-Fiも使えます。
靖国通り沿いに3号店もオープンするとのこと、こちらも楽しみです!
駅近くに石川県金沢の和菓子屋さん「森八」の東京店があります。
能登大納言小豆、能登産粗塩をともに100%使用したきんつばを、気持ちばかりの支援のつもりで買い求めました。
甘さ控えめで小豆の風味が引き立ちとても美味しかったです。
神保町は私が学生の頃から変わらないところもたくさんありますが、訪れる度に新しい発見もある懐の深い街だと感じます。これからも通い続けたいです。
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