練馬区立光が丘図書館は私の「ホームライブラリー」的な存在です。
司書課程受講中も足繫く通い、その特徴や課題をレポートに書きました。
光が丘図書館は巨大な団地群に囲まれた光が丘公園内にあり、区のHPによると「区立図書館全館の中央館としての役割をもった、所蔵数約38万点の区内最大の図書館」となっています。
大きな窓から美しい公園の景色を眺めることができるこの図書館では、高齢者向け資料や点字など障がいを持つ人のための資料もあり、所蔵のバランスもよく私は利用者として満足しています。
しかし、23区内で人口第2位である練馬区の中央図書館としては質量ともに不十分とされ、新しい中央図書館の建設が求められています。
確かに、以前にレポートした杉並区、板橋区、北区の中央図書館に比べると施設の老朽化も含めて見劣りするのは否めません…
現状の図書館のままで可能な改善案として司書課程のレポートで書いたことは、レファレンスコーナーの設置です。
光が丘図書館にもレファレンスカウンターがありますが、その近くにある参考図書は0類の総合百科事典などに限られます。専門事典はそれぞれの分類の場所に分かれているため、複数分野について自分で調べたい場合はそれぞれの分類の書架まで歩き、さらに重い参考図書を持って別の場所にある閲覧席まで移動しなければなりません。
したがって、レイアウトを変更して相談カウンター、参考図書で囲むようにレファレンスコーナーを設置してその中央に閲覧席を設けることが望ましいのでは?思います。
同様に、児童スペース、YAスペースにもそれぞれ調べ学習に適したレファレンスコーナーを設けて、利用者にレファレンスサービスを周知させることで現状の「中央館」としての存在感が増すのではないでしょうか。
光が丘図書館は光が丘体育館の隣にありますが、体育館入口横には社会福祉法人が運営するカフェレストラン「われもこう」があります。
障害を持つ人たちが生き生きと働いていらっしゃいます。
レストランの名前の由来をこの日初めて知り感動しました。
リーズナブルなお値段で、公園の美しい緑を眺めながら美味しいお料理が頂けます。
↑肉と魚が選べる光が丘御膳750円。野菜たっぷりでヘルシー、優しい味わいです。
↑別の日には手作りシフォンケーキと紅茶を。平日はケーキセット550円でいただけます(2023年8月現在の情報です)。
現在放映中のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」の主人公のセリフ「雑草という草はない」を思い出します。モデルである牧野富太郎博士は晩年練馬区に住み、その跡地に記念庭園があります。
おしゃれさ、華やかさはなくても、このような素敵な場所が静かにそこにあるのが練馬の良さだと思います。
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